JLCPCB編 — コネクタライブラリの落とし穴
JLCPCB PCB Assembly — When a Connector Library Goes Wrong
English Summary
This article describes a small but important issue encountered during PCB manufacturing with JLCPCB. One of the biggest advantages of JLCPCB is the extremely fast turnaround time for prototypes. Even when ordering from Japan, assembled PCBs can arrive in about a week. However, during this project, a connector footprint error was detected by JLCPCB during their review process. The issue was traced back to an incorrect open-source connector library. After canceling the order, fixing the footprint in KiCad, and resubmitting the design, the board was successfully manufactured. This experience highlights the importance of always verifying library parts before trusting them in a PCB design.
本文
デバッグボードの回路図が完成したので、
次は 基板製作です。
今回も試作には JLCPCB を使いました。
JLCPCBの強みは「速さ」
JLCPCBの一番の強みは、
試作基板がとにかく早い
ということです。
中国の会社ですが、日本から注文しても
ほぼ1週間程度
で基板が届きます。
今回のデバッグボードは
- 両面基板
- 比較的シンプルな回路
ということもあり、
実装付きでも約1週間
で返ってくる予定でした。
価格もかなり安く、
今回の注文は
- 生基板 5枚
- 実装 2枚
で
1万円ちょっと
という価格でした。
このスピードと価格は、
試作開発では非常に助かります。
夕方に届いた1通のメール
必要なデータを作ってアップロードし、
「これで一安心」
と思っていたのですが、
その日の夕方に JLCPCBからメールが届きました。
内容は
コネクタのピン配置がおかしいので確認してほしい
というものでした。
コンフォームモードを使っている理由
JLCPCBには、
基板を製造する際に
2つのモード
があります。
Fast Manufacturing
チェックなしでそのまま製造
Confirm Mode
製造前に問題があれば確認メールが来る
私はいつも Confirm Mode を使っています。
少し手間は増えますが、
問題を事前に発見できる
ので安全です。
今回もこのモードにしていたおかげで
ミスに気づくことができました。
原因はライブラリの間違い
「こんな簡単な回路で何がおかしいんだろう」
と思って確認してみると、
原因はすぐにわかりました。
コネクタのピン並びが間違っている。
今回使ったのは
オープンソースの部品ライブラリである
だったのですが、
どうやらこのライブラリデータ自体が
間違っていたようです。

間違えたときはキャンセルが早い
こういうときは
とにかくキャンセルするのが一番早い
です。
JLCPCBは製造が非常に速いので、
迷っているとすぐに作られてしまいます。
今回は
- すぐにキャンセル
- KiCadで修正
- 再度データ作成
- 再注文
という流れで対応しました。
結果として
1日ほどのロス
で済みました。
それでも1週間で届く
多少のトラブルはありましたが、
それでも最終的には
約1週間で基板が到着
しました。
このスピードはやはり大きなメリットです。
試作開発では
トラブルは必ず起きる
ものですが、
短いサイクルで作り直せる環境は
開発を大きく助けてくれます。
ケーブルは日本で製作
今回のデバッグボードでは
専用ケーブルも必要でした。
そこで日本のサービスである
を使って、
ハーネス製作をお願いしました。
仕様書は
ChatGPTでハーネス仕様を書いてもらい
そのまま送ったところ、
問題なく理解してもらえました。
こちらも非常にスムーズに進み、
短期間でケーブルを用意することができました。
ライブラリは信用しすぎない
今回のトラブルで改めて思ったのは、
ライブラリは信用しすぎない
ということです。
オープンソースのライブラリは便利ですが、
完全に正しいとは限りません。
特にコネクタのピン配置は
実物と必ず照合する必要があります。
今回は事前チェックのおかげで
大きなトラブルにはなりませんでした。
次回
次回はいよいよ
FPGAロジック編
です。
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