■ FPGAforge製作記⑥:生成AI編
FPGAforge Build Log #6: Integrating Generative AI with ChatGPT API
English Summary
In this part of the FPGAforge build series, we integrate generative AI using the ChatGPT API.
By sending user input to the API, the system can generate structured specifications from simple ideas.
This demonstrates how AI can transform vague concepts into actionable design foundations.
今回は生成AI編です。
これまでに、フォーム(PHP)とバックエンド(Python)を準備してきました。
せっかくPython環境を整えたので、ここで本来の目的でもある「生成AIとの連携」を試してみることにしました。
■ もともとの目的
FPGAforgeの出発点は、
生成AIの補助を使って、FPGA設計をもっと楽にできないか?
というものでした。
ただ、実際に試してみると、もう一歩手前の段階、つまり
👉 「仕様書を作る」こと自体に大きな価値がある
ということが見えてきました。
■ ChatGPT APIとの連携
今回使用したのは、ChatGPT API です。
PythonからAPIを呼び出し、フォームで入力された内容をもとに、簡易仕様を生成する仕組みを作りました。
構成としてはシンプルで、
- フォーム入力
- Pythonで受け取り
- APIに送信
- 結果を受信
- ページに表示
という流れになります。
■ 実際にやってみた結果
思った以上に性能が良くて、正直ちょっと驚きました。
例えば、
「100チャンネル パルスジェネレーター」
と入力するだけで、
- 入力仕様
- 出力仕様
- 基本的な構成
といった内容が、ある程度まとまった形で出てきます。
もちろん完璧ではありませんが、
「たたき台」としては十分すぎるレベルです。
■ APIコストについて
APIを使う前は、
- すぐコストが増えるのでは?
- 何回も使えないのでは?
という不安がありました。
ただ実際に使ってみると、
👉 思ったより消費は少ない
👉 ある程度の回数は問題なく使える
という感触です。
このため、ユーザーとのやり取りの中で複数回使う設計も現実的だと感じました。
■ 最初の一歩としてやったこと
今回はまずシンプルに、
👉 生成された仕様を別ページに表示する
ところまで実装しました。
これだけでも、
- 入力 → 仕様生成 → 表示
という一連の流れが成立します。

FPGA設計を楽にする前に、
何を作るかを明確にすることの方が、実はずっと重要でした。
■ FPGAforgeとしての意味
ここが一番重要なポイントです。
FPGAforgeは単なるフォームではなく、
👉 「曖昧なアイデアを、設計可能な仕様に変換する」
ための仕組みです。
生成AIを組み込むことで、この部分が一気に実現できるようになりました。
■ 今後の展開
ここからさらに、
- 詳細仕様の生成
- 見積もり自動化
- HDL生成(VHDL / Verilog)
- 実装・基板設計連携
といった方向へ発展させていく予定です。
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FPGAForgeは近日中に公開予定です。FPGAインフォメーションのホームページからどうぞ。
