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JLCPCBとの出会いで見えたもの ― FPGAforgeの原案が生まれた瞬間

After Discovering JLCPCB, I Started Thinking: “Why Isn’t There an FPGA Version?”


English Summary:

While exploring ways to adapt to the rise of generative AI, I came across a PCB manufacturing service called JLCPCB.

What impressed me was not just the cost or speed, but the level of integration.
By simply sending Gerber data and selecting components from a predefined library, I could receive a fully assembled PCB within about a week.

This was a sharp contrast to the traditional workflow, which required separate steps for schematic design, component sourcing, manufacturing coordination, and assembly—often involving multiple vendors and significant manual effort.

At that moment, a simple question came to mind:

Could we create an “FPGA version” of this experience?

FPGA systems are never standalone.
They always require a board, along with power, configuration, and I/O circuits.

If much of this surrounding circuitry can be standardized, and if manufacturing services are already highly automated and API-driven, then it might be possible to connect everything into a single, unified workflow.

This idea—combining AI-assisted design, standardized hardware patterns, and automated manufacturing—became the early foundation of what would later evolve into FPGAforge.


FPGAforgeの構想は、生成AIによる危機感から始まりました。

ただ、そこからもう一歩進むきっかけになったのが、
JLCPCB というサービスとの出会いです。


従来の基板開発の大変さ

これまで、基板製造は何度も経験してきました。

国内の基板メーカーにも依頼していましたが、
正直なところ、かなり手間がかかる作業でした。

まず回路図を書く。
ここまではいいのですが、次に問題になるのが「部品選定」です。

どの部品を使うかを決めて、調達する。
必要な部品を自分で集める。

その上で、基板製造会社と打ち合わせを行い、
さらに実装会社へとつなぐ。

途中で部品が足りないこともよくありました。

結果として、
時間もコストもかかる上に、
全体をまとめるのが非常に大変でした。


JLCPCBの衝撃

そんな中で出会ったのがJLCPCBです。

ガーバーデータを送るだけで、
基板製造から部品実装まで一括で対応してくれる。

部品も、用意されたリストから選択する形ですが、
それでも十分に実用的です。

何より驚いたのはスピードでした。

データを送ってから、
おおよそ1週間から10日程度で、
実装済みの基板が手元に届く。

この体験は、かなり衝撃的でした。


「FPGA版はできないのか?」

このとき、ふと考えました。

「これのFPGA版はできないのか?」

FPGAは、単体ではほとんど意味を持ちません。
必ず基板が必要になります。

電源回路、コンフィグレーション回路、I/O回路など、
周辺回路も含めて設計しなければ動かない。

つまり、FPGA開発というのは、
本質的に「基板込みの設計」なんです。

それなら、最初から最後まで一体化できるのではないか。


見えてきた可能性

さらに考えていくと、もう一つの気づきがありました。

FPGA周辺の回路は、ある程度パターン化されています。

  • 電源回路
  • コンフィグレーション回路
  • 基本的なI/O構成

これらは完全なゼロからではなく、
ある程度テンプレート化できる領域です。

そして、JLCPCBのようなサービスを使えば、
部品リストや発注のベースも組みやすい。

さらに現在は、APIなどによって
外部からの自動化も可能になってきています。


FPGAforgeの原案

ここまで来ると、方向性はかなり明確でした。

  • 生成AIで設計支援
  • テンプレート化された回路設計
  • 自動化された部品選定
  • 製造サービスとの連携

これらをすべてつなげることで、

「これを作りたい」と入力すれば、
最終的に基板まで完成する

そんな仕組みが作れるのではないか。


この時点では、まだ「FPGAforge」という名前はありませんでした。

ただ、
「こんな仕組みがあったらいいな」

そう思って、少しずつ整理を始めたのが、
今年の初め頃だったと思います。


ただ、この時点ではまだ解決していない問題がありました。
それは「仕様をどう決めるか」という点です。


このシリーズは現在進行中の状態を書いています。


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