動かないFPGAの調査・デバッグ相談|Vivado・Vitisの既存プロジェクトから
Vivadoで設計を進めているのに、実機で思ったように動かない。以前のプロジェクトを引き継いだものの、どこから確認すればよいか分からない。
そのようなときは、現在の状況からご相談ください。FPGAの設計データ、開発環境、基板や接続先の条件を確認し、調べる範囲と進め方を一緒に整理します。
このような状況でお困りではありませんか
- 以前のVivadoプロジェクトを開いたが、同じようにビルドできない
- シミュレーションでは動くのに、基板上では期待した信号が出ない
- 変更後にタイミングエラーが出て、どこを見直すべきか分からない
- CPUや周辺機器との接続で、FPGA側と相手側のどちらを調べればよいか迷っている
- AIで作成・修正したコードを、実機でどう確認すればよいか分からない
原因が分かっている必要はありません。「何をしたら、どうなったか」と「本来はどう動いてほしいか」を、分かる範囲でお知らせください。
まず、再現できる条件と確認する順序を整理します
主にAMD(旧Xilinx)FPGAを対象に、残っているプロジェクトや資料を確認します。Vivadoのバージョン、対象デバイス、IP、制約ファイルなどを整理し、現在の環境で確認できることを調べます。
Vitisを使用したソフトウェアが関係する場合は、そのバージョンやFPGA側との接続情報もお知らせください。ソフトウェアまで含めた調査が必要か、対応できる範囲を確認します。
実機の問題では、期待する動作と実際の動作を比べ、信号をどこで観測するかを検討します。シミュレーション、内部信号の確認、UARTによる状態表示などから、対象に合う方法を選びます。
回路・FPGA・接続先を見ながら切り分けます
動作不良の原因は、FPGA内部のコードだけとは限りません。回路図、入出力条件、タイミング、接続先からの設定なども確認し、調査対象を絞っていきます。
当社の公開開発記録では、仕様変更後のタイミング問題への対応、UARTログを波形へ変換した確認方法、内部レジスタをUARTで確認する仕組みを紹介しています。実際のご相談では、同じ方法が使えるかも含めて検討します。
調査だけのご相談も可能です
最初から改修全体を決める必要はありません。まず調査する範囲を決め、確認できたこと、まだ確認できないこと、次に必要な作業を整理する進め方をご相談いただけます。
調査結果の資料、修正した設計データ、確認条件や結果の記録など、必要な納品物は着手前に取り決めます。追加の改修や基板変更が必要になった場合は、内容と費用・期間をご相談します。
対応範囲について
- 設計データ、使用するIPやツール、実機の利用条件によって、調査できる範囲が変わります。
- 再現しない不具合や、観測できない信号については、原因を特定できない場合があります。
- 古いツールの入手やライセンス、第三者が所有する設計データの利用条件は、事前に確認します。
- Linux環境、ドライバ、大規模なアプリケーション、システム全体の試験は、必要な内容を確認した上で個別に対応可否を判断します。
- 現地作業、長期間の連続試験、調査後の機能追加は、最初の調査とは分けて範囲を相談します。
費用と期間は、資料や実機の状態、調査内容を確認してお見積りします。
ご相談から納品まで
- 状況をお知らせください。困っている現象と、分かる範囲の開発環境を共有します。
- 調査範囲を相談します。利用できる資料・実機、確認したいこと、費用・期間・納品物を取り決めます。
- 確認と切り分けを進めます。合意した範囲で環境や設計を調べ、必要に応じて信号を確認します。
- 結果を共有します。確認結果と残る課題を整理し、合意した資料や設計データを納品します。追加対応が必要な場合は、次の進め方をご相談します。
よくあるご質問
資料が揃っていなくても相談できますか?
はい。最初は、どのような資料が残っているか分かる範囲でお知らせください。ソースコード、プロジェクト、回路図、過去の動作記録などを確認し、調査できる範囲を検討します。
ビットストリームだけでも修正できますか?
ビットストリームだけから元の設計を復元し、修正できるとは限りません。ソースコードなどの有無を確認し、可能な進め方をご相談します。
実機を送れない場合はどうなりますか?
ログや波形、設計資料から確認できることを検討します。実機を使わないと判断できない部分は、その条件を整理します。
AIで生成したコードでも相談できますか?
作成方法にかかわらず、期待する動作、設計データ、確認できている結果をお知らせください。コードの確認と実機の動作確認を、必要な範囲で検討します。
古い設計の引継ぎやデバイス変更も依頼できますか?
保守・改修や廃番デバイスからの移行については、既存FPGA設計の改修・解析・保守をご覧ください。専用の信号発生器や検証用基板が必要な場合は、FPGAを使った専用デバッグ環境構築もご相談いただけます。
「今、どこで止まっているか」からお知らせください
お問い合わせフォームの「商品名またはサービス名」には「FPGA調査・デバッグ相談」とご記入ください。「内容」には、次のうち分かる項目だけをお知らせいただければ結構です。
- 困っている現象と、期待する動作
- FPGA・基板の型番、VivadoやVitisのバージョン
- 以前は動いていたか、直前に何を変更したか
- 設計データ・回路図・ログ・実機の有無
- 希望する時期や、相談したい作業範囲
技術情報が分からない項目は「不明」で構いません。最初のご連絡では概要をお知らせください。設計データなどの受け渡し方法は、その後ご相談します。

